介護福祉士を取得するメリット
2019.07.11掲載
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介護の資格

介護福祉士の取得メリット


 

介護福祉士資格は『国家資格』であり、社会的信頼性も高い!介護福祉士資格は、初任者研修やケアマネジャーと違い、現時点では介護福祉系資格の中で唯一の国家資格です。 国家資格であるため、介護福祉士の資格試験に合格し、登録を行うことで国に認められた介護職であると認められます。 介護についての専門的な技術や知識を有しているということを前提として、雇用側からの見る目も変わってくるでしょう。 そのため、高度な知識や技術を要求されるということを理解しておく必要はありますが、就転職時には有効であり、将来的にも安定した雇用につながることは間違いないでしょう。また、今後ヘルパーの資格が介護福祉士だけに集約されるという流れも出てきているようですので、介護福祉士資格を取得しておいて損はありません。 住所変更などの届けは必要ですが、一度取得すれば全国どこに行っても通用する一生モノの資格です。

介護福祉士資格を持っていると待遇面にもメリット

何年もヘルパーとして勤めているのに、なかなか待遇が変わらないなんていう方もいらっしゃるのではないでしょうか。介護福祉士資格を持っていることで、待遇面での違いも出てきます。介護事業所(施設)によって違いはありますが、介護福祉士資格取得者と初任者研修修了者の給与を比較してみました。

    正社員  パート・アルバイト
 介護福祉士  月給24万円  時給1300円
 初任者研修  月給20万円  時給1100円
   ※別途賞与あり  ※資格手当込み

 上記給与は有料老人ホームでの一例ですが、介護福祉士の資格を持つことで正社員の場合『月4万円(年間で48万円)以上』の差があります。パート・アルバイトの場合は勤務時間にもよりますが、月22日間勤務(8時間/日)で考えれば『月3.5万円(年間で42万円)程』の違いがあります。また、主任・リーダーになるとさらに給与アップもあるでしょう。

 同施設でのケアマネ給与(月給28万円)よりも低いですが、既に介護職員として3年以上勤務していて、給与アップやキャリアパスによる待遇面での優遇を希望される方は、資格取得を検討してみるのも良いでしょう。

 介護福祉士の有資格者は、介護事業所(施設)から今後さらに求められる人材となっていくことが予想されるため、待遇面での改善があるかもしれません。   

 

介護福祉士は仕事領域の幅が広がる

 

福祉系の国家資格である介護福祉士は、社会的認知度や専門職としての信頼感も高まりつつある資格です。また、サービス提供責任者・生活相談員・チームリーダーなど事業所で配置が必要な役職では、介護福祉士の有資格者でなければならない場合もあり、そのような時に介護福祉士の資格を持っていることで、ヘルパーとしてのお仕事だけでなく、管理職のお仕事を任されることも考えられます。 仕事領域が広がることは、キャリアアップによる待遇面のアップだけでなく、お仕事に対して違った見方もできるようになり、結果として、一緒に働く仲間や日々関わっている高齢者の方からの信頼も得られるのではないでしょうか。また、介護福祉士よりも上位資格である「認定介護福祉士」を目指す際にも必要になってくることでしょう。

介護福祉士の資格取得するためには、講座受講料や勉強をする時間はもちろん、資格試験の受験料など、様々な負担がかかることもあります。また、資格取得後には仕事の責任やプレッシャーを感じることもあるかもしれません。

 介護のお仕事でのやりがいや向上心を持って仕事をしていきたい、スキルアップ、キャリアアップを目指していきたい方には、資格取得されることをおすすめします。

 

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