小規模多機能施設居宅介護 とは? その①
2021.08.26掲載
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介護の仕事知識編

小規模多機能型居宅介護(通称:小多機)とは

 要介護者となってからも、在宅での生活が継続できるように支援する、小規模な居宅系のサービス施設です。
特徴としては、デイサービス(通い)を中心に、ショートステイ(短期間宿泊)や、訪問介護(自宅への訪問)を組み合わせて、サービスが受けられるという点です。

 利用するメリットは?

小規模多機能施設が創設される以前は、日中施設に通う「デイサービス」、短期間宿泊する「ショートステイ」、自宅に介護者が来訪し介護をしてくれる、「訪問介護」をそれぞれ、単体の施設を必要に応じて、申し込み、別々に利用していました。
その為、対応するスタッフも異なり、ケアに対して、一貫性が保つことが難しいという難点がありました。しかし、小規模多機能施設が創設され、「通い・泊り・訪問」のすべてを同じ一つの施設でサービス提供を行うことにより、同じスタッフによる対応、一貫性のあるサービスが受けられるようになりました。
特に、認知総高齢者にとっては、サービスの種類によって、環境を変えなくてもいいので、「なじみのスタッフ」「なじみの施設」で、全てのサービスが受けられるので、不安や混乱もなく安心感が得られることでしょう。
また、訪問は時間や回数に制限がないので、必要な時に必要な時間利用が可能です。全体的に、定額制ですので、状況に応じて、柔軟にサービスを組み合わせることが出来ます。

 デメリットは?

小規模多機能施設を利用するにあたり、担当のケアマネージャーは事業所専属でないといけないとの決まりがあるので、馴染みのケアマネージャーから、変更しないといけないことです。また、「通い・泊り・訪問」の一つだけを、別の事業所を利用したいと思っても、他の事業所との併用は出来ません。

 


 小規模多機能施設の内容は何となくお分かりいただけたかと思います。
次回は、小規模多機能施設の仕事内容をご紹介していきたいと思います。

これを読んでいただければ、仕事のイメージがつかみやすいと思いますので、ぜひ、お仕事探しの参考にしてみて下さい。