介護福祉士の国家試験
2022.03.11掲載
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介護の仕事介護の資格

令和4年1月30日に全国35の都道府県で、第34回介護福祉士国家試験が行われました。そして、筆記試験の結果は、2月18日に郵送でお知らせされます。
次に、実技試験が、3月6日、東京都大阪でのみ行われます。最終合格発表は、3月25日の14時に発表になります。

 

介護福祉士の国家試験というのは、
①筆記試験
②実技試験
の二つを合格しないといけないのですが、②の実技試験が免除される場合があります。

 

【実技試験の免除の条件】

実技試験が免除されるのは、実務経験を3年以上積んでおり、2012年度以降に実務者研修を修了した人です。また、介護福祉士養成施設などで実施される「介護技術講習」を受講し、修了認定を受けた人も実技試験が免除になります。

 介護の実務経験が3年以上で、かつ実務者研修もしくは、介護技術講習を修了すれば、介護福祉士試験の資格要件は満たされますので、最短3年で受験することが可能です。

 働きながら、介護福祉士の試験を受けるのには一体いくらかかるのでしょうか?
実務者研修の受講料+受験料+介護福祉士登録免許税+登録手数料
【内訳】
受講代  無資格無資格      15万~22万
      初任者・ヘルパー2級   10万~20万
      基礎研修修了者     4万~6万
受験料    15300円
登録料免許税 9000円
登録手数料  3320円

 

上記で分かるように、実務者研修の受講代がかなりネックになってきます。
しかし、実務者研修の費用を安くする方法があるのをご存じですか?

 ここからは、実務者研修の費用を安くする方法をお教えしましょう。

 ①受講する学校の割引制度や、キャンペーンを利用する方法
実務者研修を行っているスクールはたくさんあり、通信教育で出来るものや、通学するものなど様々なものが用意されています。また、スクールそれぞれで、色々なキャンペーンや割引などがあるので、ホームページなどを参考にして、比較検討してみるのもいいでしょう。

 ②ハローワークで実務者研修を受講する
ハローワークの、職業訓練の中に、実務者研修の講習もあります。地域にもよりますが、かなり安く、1万円台で、受講できる地域もあります。受講するには、いくつかの要件を満たさないといけない場合があるので、お近くのハローワークに問い合わせてみましょう。

 ③国や自治体独自の制度を利用しよう
厚生労働省の「教育訓練給付制度」というものがあります。雇用保険に加入している・加入していた方が、国の指定する資格講座を修了した場合に支払った費用の20%(上限10万円)を」受給できる制度です。また、自治体によっては、費用助成やサポートをそれぞれ行っています。お住まいの地域で確認してみましょう。

 ④自治体の貸付金を利用し、資格取得後には、返還免除に
介護福祉士実務者研修受講資金貸付制度」という社会福祉協議会が無利子で研修の費用を貸し付けてくれる制度があります。資格取得後、ある一定の条件を満たせば、返還免除にもなる制度です

 

 以上のように、色々な方法があるので、自分に合ったものを見つけて上手く利用し、資格取得をめざしましょう。