年間休日とは?
2023.04.07掲載
  • Facebook
  • Twitter
  • Google Plus
  • Line
知識編転職ノウハウ転職活動一般

お仕事を探す上で、求人票などに記載されている「年間休日○○日」という項目をチェックする方も多いのではないでしょうか?
そもそも「年間休日」とは労働基準法で定められている「法定休日」と、会社独自で定めている休日(法定外休日)の合計が年間休日日数となります。

法定休日とは

労働基準法第35条

      毎週少なくても1日の休日または4週間を通して4日以上の休日を与えなければならない

と定められています。これだけを見ると、「月に4回の休みしかもらえないの?」と思うかもしれませんが、労働基準法第32条で労働時間についての定めがあり、

   「休憩時間を除いて1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはならない」

との定めもあります。
よって、この2点の観点から年間休日の最低ラインは105日となります。

ただし、1日の労働時間が8時間以下の場合は、年間休日数が105日以下に減ることがありますので、確認の際は、注意が必要です。

週休二日制と完全週休二日制とは

求人票でよく目にする「週休二日制」と「完全週休二日制」は似ているようで大きな違いがあるのをご存じでしょうか?

完全週休二日制とは・・・
毎週必ず2日の休みがあることを言います。その休みが、何曜日になるのかは会社によって異なります。
   この場合の、年間休日数は、
   365日÷7日=52.14週
   52週×2(完全週休二日制の休日数)=104日 これが年間休日数となります。

それに対して、

週休二日制とは・・・
「1年を通して月に1回以上、2日間の休みがある週があること」「他の週は1日以上の休みがあること」の2点を満たしている場合のことをいいます。なので、週休二日制では、週に2日休みがあるのが月に1回だけの場合もあり、ほぼすべての週で2日休みがある場合もあります。

年間休日110日とは?

前でお話ししたように、完全週休二日制の場合は、年間休日が104日なので、残り6日を夏季休暇や年末年始休暇にあてている場合が多く、祝日は基本出勤するところが多いようです。

年間休日120日とは?

完全週休二日制の104日に、さらに年間16日ある国民の休日を所定休日とするケースが多いようです。

まとめ

仕事を探す上で「年間休日日数」だけをみて良い会社なのかどうか判断するのことは出来ませんが、自分のライフスタイルを考えたうえで、ひとつの目安にすることは大事なので、必ず確認するようにしましょう。