介護の仕事を知ろう(在宅編) ③訪問入浴
2020.09.10掲載
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介護の仕事知識編

こんにちは! 地元・奈良で介護の仕事を頑張る皆さんのサポーター、奈良介護求人・転職ナビです♪♪ 皆さんが活躍できる介護のお仕事情報を提供しています。「この職場で働きたい!」と思って目標に向かっている皆さんの就職・転職活動がうまくいくように、お役立ち情報をご紹介しています。ご参考にして頂けると嬉しいです!

訪問入浴介護は、①寝たきりの為自力での入浴が困難な人②自宅の浴槽が狭く、家族のサポートだけでは入浴が困難な人③体調の変化が激しく、看護師の見守りがある中で入浴をさせたい人など、定期的に入浴を行うことが難しい要介護者対象のサービスです。利用者の自宅を看護職員と介護職員が移動入浴車で訪問し、入浴の介助を行います。

【仕事の内容】

職員は3名が1組になり、利用者宅を訪問します。3名は、看護師1名・介護士2名です。

①健康状態の確認
   看護師が入浴前に血圧・体温・脈拍などをチェックします。
②入浴の準備
   介護職員が防水シートや簡易浴槽の設置、お湯はり、脱衣介助を行います
③入浴介助
   浴槽に移動し、身体や髪を洗います。入浴介助しながら、皮膚が乾燥していないか傷がないかなど確認をします。
④入浴後の処置
   介護職員が水分補給や着衣介助を行い、看護師が入浴後の状態のチェックをします。浴槽などの備品を消毒し、片づけます。

 利用者の体調で、入浴できない場合は、シャワーなどで洗髪や陰部洗浄、手・足だけの「部分浴」をしたり、タオルをしめらせた「清拭」だけを行うときもあります。

 【今後の見通し】
年々減少しているにもかかわらず、サービスを利用する人は横ばいとなっており、訪問入浴サービス事業者の収益は増加傾向にあると言えます。

 

【必要な資格】
初任者研修修了者・実務者研修修了者・介護福祉士・看護師

 このサービスに同行する看護師は医療行為を行いません。訪問入浴は介護保険サービスの「訪問介護」に位置付けられているため、看護師の仕事は、「バイタルの確認」「湿布の張替え」「軟膏の塗布」など、健康状態の確認が中心となっています。もし、利用者に何らかの変化があったときは、ケアマネジャーに連絡をして、必要な措置をとることになります。

 

 次回は、「訪問入浴の仕事の1日の流れについてご紹介します。