2021.04.07掲載
介護の仕事挨拶&マナー
前回に引き続き、日々の介護現場の中で、ありがちな言葉づかいをご紹介します。
⑤「ちょっと待って」「〇〇して!」などの命令口調の言葉
「待ってて」「早くして」などの命令口調は、忙しくて余裕がないとき、利用者が危険な行為をした時などに出やすい言葉です。命令口調は強い言葉なので、利用者を委縮させるだけでなく、介護スタッフへの恐怖感や嫌悪感を高め、関係性を悪くすることもあります。 なので、「~して」という言葉も、「~できますか」「~してもらえますか」など、依頼の言葉に置き換えるよう心がけましょう。
⑥「よいしょ」やため息、あくびなど
移乗の際に「よいしょ」という言葉をつい口にしてしまうこともあると思います。言われた利用者は、「自分が重い」と申し訳ない思いにさせてしまうかもしれません。言葉ではなくても、介護中のため息やあくびも、利用者を不快な気持ちにさせることもあるので気を付けましょう・
今まで、ご紹介したように、日ごろ何気なく使っている言葉の中にも、相手を不快にさせる言葉が多いことに気づき、同時に、「これぐらい」と感じた方も多いかもしれません。
私も、以前介護スタッフとして働いていた時には、意識したことはなかった言葉も、現場を離れてから、久しぶりに現場に行くと、スタッフの言葉づかいが耳につくことに気づき、その時、何となく嫌な気持ちなったことがあります。
今一度、スタッフみんなで、言葉づかいについて、話し合いをし、一人で改善することは難しくても、スタッフ全員でなら、少しづつでも、改善の方向に向くと思います。
頑張りましょう!!
次回は介護スタッフ同士の会話いついてお話しします。
参考文献「レクリエ11・12月号」