無資格・未経験からの転職者に朗報!! 最大20万円の「介護職就職支援金貸付事業」が創設
2021.05.18掲載
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介護の仕事介護の資格準備知識編転職活動一般

 厚生労働省においては、令和2年度第3次補正予算及び令和3年度当初予算において、
「介護職就職支援金貸付事業」の創設が行われ、2021年4月(令和3年度)から開始される予定です。
 新型コロナウイルス感染症の影響により、もともと介護人材不足のなか、職員やその家族が新型コロナウイルス感染症に感染又は濃厚接触者となり、休業を余儀なくされてしまった、感染予防対策を講じるために業務が増えた、などの理由で人手不足がさらに深刻さを増しています。その一方、時短営業や休業が深刻化している、飲食業や宿泊業などでは、失業者が増えている現状もあり、そんな今こそ、人材を必要としている、介護の業界への人材確保の政策のひとつになります。


【どんな制度?】
介護未経験者・無資格者の方が、公的な職業訓練機関で「介護職員初任者研修」などの研修を受け、介護現場に就職すると、最大で20万円の「就職支援金」が貸付を受けることが出来る。
その後、2年間介護スタッフとして勤務すれば、その返済が免除される。
      ※途中で離職してしまうと、返済義務が発生するので注意しましょう

【どうすれば受給できるの?】
各都道府県のハローワークのあっせんによって、「介護職員初任者研修」などの介護研修を受講し、介護の資格を取ることが必要です。
ちなみに、この介護研修受講料は無料で受講することができます。
受講後、介護事業所に、就職が決まった段階で、就職支援金として最大20万円が支給されます。


※この制度は、各都道府県のハローワークと、社会福祉協議会が実施主体になっているので、詳しいお問い合わせはそちらにお問い合わせください。


このほかに、介護の資格をお持ちで、現在は働いていないが、介護の仕事へ復帰(再就職)する方にも、「再就職準備金貸付事業」というものがあります。
次回は、そのことについて、お話しします。