社会保険適用拡大でどう変わる? 社会保険に加入になったときのメリットは何?
2022.04.18掲載
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知識編

2020年に年金改正法が順次施行され、今年の10月と2024年10月の2回に分けて、
 段階的に一部のパート・アルバイトの方の社会保険の加入が義務化されます。
そこで、適用対象になるのは、どんな方なのか、また、社会保険に加入することで何が
どう変わるのかなどお話ししたいと思います。


【対象となる事業所】

【対象となる方】
🔲週の所定労働時間が20時間以上
🔲月額賃金が88000円以上
🔲2カ月を超える雇用の見込みがある

🔲学生ではない ※休学中・夜間学生は含まない

【保険料のご案内】

今回の法改正により、社会保険加入対象になった場合、毎月の賃金から、保険料がひかれることになるので、社会保険に加入したくないなという方も多いのではないでしょうか?しかし、社会保険に加入することでのメリットもあるので、ご紹介します。

メリット① 
年金は将来受け取る年金額が増額されます。これは、年をとったら(65歳以上)受け取る、老齢年金だけでなく、障害年金や遺族年金も同じように増額になります。

メリット⑵
社会保険に加入することで、医療保険が充実し、病気療養中に支払われる傷病手当や、産休期間中に支払われる出産手当金などを受け取れるようになります。

メリット③
今まで国民年金に加入されていた方は、メリット①や②に加えて、毎月支払っている保険料が減ります。それは、保険料の半分を会社が負担することになるからです。

以上のように、保険料を支払うことで、賃金が減ってしまうという、マイナス面だけでなく、メリットの部分もあるので、家庭の事情と合わせて考えてみて、今後の働き方を見直すいい機会になると思います。その上で、どうしても社会保険に入りたくない方については、会社と相談し、労働時間の変更など、働き方の変更をご相談してみるのもいいでしょう。

 

詳しくは、厚生労働省 社会保険適用拡大特設サイト「ガイドブック 」より
パート・アルバイトのみなさまへ・配偶者の扶養の範囲内でお勤めの方へ